日本一小さな村 「愛知県設楽郡 富山村」
日本一小さな村、富山村(とみやまむら)。 愛知県の北東、北は長野県、東は静岡県に隣接した山あいの小さな山村。
現代の隠れ里富山村は、14世紀源氏の落ち武者の末裔が開いたといわれ、600数十年の歴史を今に伝え、数々の民俗芸能、文化遺産を受け継ぎ、遙か昔の情景と忘れかけている人の心がよみがえってきます。
現在ではダム建設によって村が沈み、過疎化がすすんだため、人口がたった200人に激減。日本一人口が少ない小さな村として全国的にも知られている。
天竜奥三河国定公園の中にあって、清らかな川の流れ、野鳥のさえずりが織りなす大自然の中で、春は新緑の小路を散策、夏のキャンプ場や川辺ではテントの花、元気な子供達の黄色い声がこだまします。いっせいに木々か朱に染まる秋、紅葉に囲まれてスポーツ・フィッシング・ハイキングなどアウトドアライフが満喫でき、富山の四季はいろいろに趣を変えて、私達の目を楽しませてくれます。
・・・・・とパンフレットにありますが、僕の感じでは、さすが200人の村。平日に行ったので、出会った人は観光客ばかりで、地元の方には数人にしか出会わなかった気がします。冬は雪で孤立状態になるため、雪が溶けるまでは訪れることが出来ません。それだけに、人々の心は暖かいものでした。
次のページからは僕の体験を交えていきます。ゆっくりと読んでくださいね。
JR飯田線、愛知県豊橋市から長野県飯田市を結ぶ鉄道。長いトンネルを抜けると、富山村の玄関口、大嵐駅(おおぞれえき)。
僕の場合は車で行ったので、東名高速道路豊川ICを降りてR151をひたすら北上し、佐久間ダム沿いに富山村へ入りましたが、ほとんどの方が鉄道を利用しているようです。背後に急峻な山がせまり、前方は村の入り口鷹巣橋、そして真下には佐久間湖の神秘的な水面が眼下に広がります。
大嵐駅を降りると、「とみやまガイドマップ」という看板があるので、ひととおりの観光場所はここでチェック。
駅前で自転車でツーリングをしている3人組に出会いました。今夜はここで野宿だそうです。
まだここは長野県。入り口である鷹巣橋を渡るとそこは富山村。そのまま村役場の方向へ行く道路は村のメイン道路になっていて、1本道なので迷うことはありません。途中すれ違った人は駅の方へ行く様子。すぐに民家が集まる場所へでるとそこにはコーヒーショップがありました。

富山村唯一の喫茶店「コーヒーショップ栃の木」。ここで陽気なご主人、三浦豊昭さんに出会った。平成4年に今の所へ名古屋市から引っ越して、平成5年8月からお店を経営している。他にもバンガロー村、キャンプ場等の経営もしており、村ではちょー有名人。中京テレビでは「ズームイン朝」、名古屋テレビでは「コケコッコー」「Let'sドンキホーテ」「女の60分」等の取材陣も訪れている。店内にはそれぞれのキャスターのサイン以外にもここを訪れる著名人のサイン等もある。お店はアメリカンコーヒー等、数種類のコーヒーの他に、スパゲッティやピラフ等の軽食も扱っている。ご主人は忙しそうだったので、かわって奥さんと話をしてみた。するといろんなパンフレット等を頂いた。夏にはイベントを行っているみたいで、その日は村人よりも多い人でコーヒーショップも大忙しになるらしい。村人よりも人口が多いとは・・・・ さすがに日本一ですね。
富山村テレホンカードや自家製のジャム、土産物等もここでしか手に入らないとのこと。まぁ、唯一のお店ですから。
奥さんに富山村には温泉があるので入っていってくださいよ。と言われたので、寄っていくことにした。パンフレットもあります。
富山村の天然温泉「湯の島温泉」。僕はテレカを1枚とコーヒーを1杯飲んで、いつかまた来た時に来ます。と言って別れた。
〒431-41 愛知県北設楽郡富山村字下栃11-3 コーヒーショップ栃の木 Tel.05368-9-2055
閉店されているそうです。(2006/05/31現在)

富山村が新しい観光名所にと作り上げた温泉、「湯の島温泉」。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物塩。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・うちみ・くじき・冷え症・疲労回復・きりきず・やけど等々と旅の疲れを癒すのには最適な温泉。また、飲用もでき、糖尿病・肝臓病・慢性便秘等にも効く。営業日が火・木・土・日曜しかやっていないので注意。大人300円、小人100円とかなりお得。僕はこれを機に温泉が好きになったと言っても過言ではない。人里はなれた露天風呂。とても静かな自然の中でゆっくりとくつろげるなんて幸せ。そんな中、一人のおじさんが僕に語りかけてきた。初めは何処から来たの?という普通の会話から。しばらくすれば富山村のいいとこ話。実はこのおじさん、となりの豊根村の方で、週に一度は湯の島温泉へ足を運んでいるらしい。しかし、となり村と言っても、峠越えてかなり遠いんですけどねぇ。それだけこの温泉を愛していらっしゃるんですね。
今日帰ると言ったらおじさん、豊根村から茶臼山経由で名古屋へ行く道を教えてもらった。温泉を後にして霧石峠へと向かう。
湯の島温泉のお問い合わせは 〒431-41 愛知県北設楽郡富山村字兎鹿ノ平12-3 富山村観光協会 Tel.05368-9-2011

富山村は、自然にも恵まれています。道路の横に滝があるんです。「四五六滝」。紅葉が茂っていて、紅葉の季節にはとてもきれいでしょう。ちょうどベンチもあって、歩き疲れたらここで一休みしてくださいね。
さて、富山村のメイン道路も、霧石峠までもうしばらくです。富山村を歩いていると、あちらこちらで石仏に出会います。あどけない顔、おっかない顔、大きいの、小さいの全部で47体にものぼります。馬の供養のため祭った馬頭観音、この地方特有の屋敷神や山神様など、それぞれ富山村を守り続けています。
漆島川沿いには、すばらしい自然の光景を見ることが出来ます。このあとキャンプ場やバンガローを横に、霧石峠までの長い坂道を抜けて富山村を後にしました。
この後は茶臼山高原へと向かい、天竜奥三河国定公園を1周しました。富山村にはまだまだ見所はあるかと想います。その他も資料をもとに紹介しますね。僕の旅行記というよりは、富山村紹介って感じでしたね。あなたの旅に役立てれば幸いです。それでは。



